
介護の職歴25年以上、整体と心理カウンセラーの資格も役立てたいサカミチです。
私たちの生活はもはやAI(人工知能)やIT(情報技術)なくしては成り立たない時代になっていると感じています。
プログラミングスキルがあれば就職はもちろん、その思考は日常生活においても役に立つ、と前編でお伝えしました。

望むと望まざるとにかかわらずIT技術が進歩していくのならば、私たちに出来る事は怖がらず正しい情報を知り知識を身につけることかもしれません。
IT化 プログラミングが活用されている日常

周りを見ればIoTの製品がたくさんあります。
IoT家電(自動掃除機、スマートスピーカー、スマートキー、冷蔵庫、時計…etc)は多くの人の生活に溶け込んでいると思いますが、他にプログラミングが活用されているものをあげると
・オンラインショップ(Amazon、楽天、メルカリ等)
・SNS(X(旧Twitter)、Instagram、LINE等)
・動画配信サービス(YouTube、Netflix等)
・オンライン会議システム(Zoom等)
インターネットと繋がっているものを使わない日常はもはや考えられない時代。
IoT 遠隔操作でますます便利!使われている技術と仕組み
IoT製品は「通信ができる」。
インターネットと繋がっている通信端末と言えばスマートフォンやパソコン、タブレットが代表的です。
同じように通信できる機能を持った家電が「IoT家電」です。
インターネットと繋がることで情報のやり取りや本体の操作ができるのです。
冷蔵庫で言えば中の状態がスマホからカメラで確認できたり、
エアコン、洗濯機、照明なども遠隔でON・OFFなどの操作が可能。もっと言えば、自分好みの運転や調整もできてしまうのです。
ペットカメラなども、家でお留守番の愛犬に話しかけたりおやつをあげたりできるので助かっている人もいると思います。

〈 IoTに使われている技術〉
IoTサービスには4つの技術が使われています。
- データを「取得する」技術
- ネットワークに「接続する」技術
- データを「集める」技術
- データを「活用する」技術
データ取得に欠かせないものがセンサーです。
ひと口にセンサーといっても
・温度センサー
・湿度センサー
・光センサー
・音センサー
・加速度センサー
・ジャイロセンサー(角速度センサー)*物体が回転している速度を表す
・圧力センサー
・GPS
など多くのセンサーがあります。
モノによっては複数のセンサーを組み合わせることでより複雑な状態を把握し高度な働きをします。
IoTサービスは「デバイス」「サーバー」「アプリ」がそれぞれ「ネットワーク」と繋がることで利用できるのです。
大まかに言うと、
デバイス(例えばIoT家電)のセンサーがデータを取得
↓
そのデータをネットワークを介してサーバーに転送

↓
取得し保存されたデータはアプリなどによって可視化され分析、予測

↓
操作、制御される

IoTサービスの仕組みは実にさまざまな分野で活用され、私たちの生活を豊かにしています。
AI化で仕事はなくなるか?

2015年にオックスフォード大学と野村総合研究所の共同研究で「今後10〜20年の間で日本の労働人口の49%が人工知能やロボットなどで代替可能」と発表、指摘しました。
AIによって「なくなる可能性がある」仕事
AIが進化するといくつかの職業が無くなる可能性がある、と予測されています。
例えば、
・一般事務
・銀行員
・警備員
・タクシー運転手
・ホテルのフロント
・コンビニ店員やスーパーのレジ打ち
・レストラン案内、配膳
・オペレーター
・審判
・簿記、会計、監査
・映画館のチケット切り
・娯楽施設案内
実際にロボットが配膳しているレストランも増えましたし、チケット切りなども「自動発券機」として設置されています。
ペッパー君が案内役として入口にいる施設もよく見かけます。
AIの進化、時代の変化 職を失う脅威と感じるか?
話は少しそれますが、私が以前生命保険の営業をしていた頃ライフネット生命(株)が「保険外交員をなくした直販のネット生保」(出典:ウィキペディア)として設立されました。
当時の保険外交員の同僚からは「職を失うのではないか?顧客がいなくなるのではないか?」と心配や不安の声も聞かれました。
そんな中その時の上司の「ピンチはチャンスだ」と動じないでいる姿はいまだに忘れられません。

人は絶対に無くならない。
ネットにも限界がある。
状況をよく見て自分の基礎をしっかり固めろ。
情報として取り入れて活かせ。
自分をしっかり確立していれば怖がらなくていい。
こんな時こそ、自分の存在意義を伝えればいい。
と声かけしてくれました。
話を戻しますが、時代のAI化も無駄に怖がる必要はないと思います。
なくなると言われている職業も人がゼロにはならないし、対して「AIが発達してもなくならない仕事」の予測もされています。
AIの進化で便利になる反面、伴うリスクがあれば対処していかなければいけません。
職という点で見るなら、代替されない仕事への転職や資格を取る、という判断やシフトチェンジもあります。
AIに負けない「コミュニケーションスキル」や「想像力」を身につけられればAIを便利に使う側になるかもしれません。

AIが発達してもなくならない仕事
・ITエンジニア
・営業職
・カウンセラー
・コンサルタント
・医療・福祉・介護職
・教育関係
などの職種はなくならないであろうと言われています。
・マニュアル化、ルーティーン化が難しい
・相手が人であり感情を汲む必要がある
・想像力がいる
などが特徴です。
私は介護職なのでとりあえず安心はしましたが、遠くない将来には「介護ロボット」と一緒に働く日がくるのではないかと楽しみにしています。
・単純作業
・監視
・ルーティーン化、マニュアル化
そもそもプログラミングって何!?

「いまさら!?」(笑)
「プログラミング」は「プログラム」を作ること。
例えば「運動会の演目を書いたもの」
挨拶(開会)から始まり、学年ごとのリレーやダンスなど競技や演目が順番に書いてあります。
また「料理のレシピ」もプログラムです。
食材や調味料の材料、グラム数、手順などが分かりやすく書かれています。
プログラムとは「計画」「予定」という意味。
プログラムに書いてあることを順番に行っていけば一つのシステム(流れ)が完成(終了)します。
ここで言うプログラムとは
<コンピュータにさせる仕事を順番に書いたもの>
それには
「プログラミング言語」、<コンピュータが理解できる言葉>が必須です。
つまり
〈コンピュータが分かる言語でコンピュータにしてほしい仕事を順番に書いたもの〉
となります。
プログラミング言語は300種類ほどあると言われていますが、実際に使われているのは20〜30種類。
プログラミング言語には得意不得意があるので、プログラマーは複数のプログラミング言語を使ってシステムを作っています。
プログラミングとは「作りたいシステムに合わせて複数のプログラミング言語を使い、コンピュータにさせる仕事を順番に書く」と言えるでしょう。
プログラミング言語 5選
5つのプログラミング言語を簡単に説明したくらいでは、プログラミング言語の全ては語れませんが・・・。
日本人が開発した言語。「クックパッド」「食べログ」「ツイッター」など。
Apple向けのアプリ開発中心。
素早くさまざまな処理が行える。日本で最も需要が高い言語。
動的Webページが得意。 Web特化型、サイバーサイドの言語。「検索サイト」「会員登録」「お問い合わせ」など。
AI分野では不可欠の言語。データ分析やAI開発、Webアプリ開発など。
得意なプログラミング言語で活躍できる企業は変わる
Swift(スウィフト)が「Apple向けの言語」、
Java(ジャバ)が「最も需要が高い言語」、
Python(パイソン)が「AI分野に不可欠」
というようにそれぞれ特徴があり、プログラマーは複数のプログラミング言語を使ってシステムを作っています。
「どんな仕事をしたいか」によってより詳しく勉強する言語を選んだり、
自分の得意な言語があればそれを求められる企業へアプローチすることもできます。
Ruby(ルビー) →主にWebアプリ、Webエンジニア向け
Swift(スウィフト) →iOSアプリ、Apple全般の開発
Java(ジャバ) →汎用性が高く大規模な業務システム、Androidアプリ
PHP(ピーエイチピー) →Webアプリが得意。サイバーサイド限定ということもあり汎用性は低いが需要は高い
Python(パイソン) →AI、Webアプリ、統計、データ分析と幅広く使えるので評価は高い
プログラミング言語の特徴を知ることは「働ける企業」や「どんな仕事ができるか」のイメージがしやすく「プログラミングスキルを身につけ就職を」と考えた時にひとつの基準や目標になります。
プログラミングができると作れるもの7つ
・高速処理
・自動処理
・正確処理
の3つです。これを踏まえてプログラミングが出来ると作れるもの7つ。
① システム開発
② 自動化・業務効率化ツール作成
③ Webサイト作成
④ アプリ開発
⑤ ゲーム制作
⑥ ロボット開発
⑦ AI開発
<システム開発>
業務の効率化を図る目的。
例えば、勤怠管理システムや顧客管理システムなど業務がやりやすくなる仕組みを作ります。
<自動化・業務効率化ツール作成>
システム開発と似ていますが、こちらも業務の効率化を図る目的があります。
自動化や業務効率化のツールを作ることで、生産性の向上が可能となります。
業務を自動化することによって
・人の手がいる
・多くの時間を費やす
・人材を取られる、
などの負担が減り重要な場所への人員配置ができ生産性が上がります。
効率化した具体的な業務の一例は、アンケート集計やマーケティングの分析、メールの一括送信、在庫管理などです。
また、コスト削減やヒューマンエラーの防止にも効果を発揮します。
「こんなことができたら便利だ」というものを形にします。
<Webサイト作成>
低コストでホームページやWebサイトを作ることができます。
Webサイトの制作会社へ転職すれば、多くの企業のホームページやWebサイトの制作も行えます。
・ゼロから自分で書いて作る
・CMSサービス(代表的なものはワードプレス)を使いカスタマイズする
・ツールやサービス(「はてなブログ」「Wix」など)を使って手軽に作る
<アプリ開発>
スマホアプリやWebアプリを開発して全世界に発信できます。
特にスマホアプリの市場は現在も拡大しています。
作りたいアプリはwindowsやMacなどOSか、Android・iphoneなどスマートフォンかを決めておくといいでしょう。
プラットフォーム(「共通の土台(基盤)となる標準環境」)が決まれば、開発のために使うプログラミング言語を選択できるからです。
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<ゲーム制作>
最近のゲームはVR(仮想現実)やAR(拡張現実)の技術が使われるものも多くなり、ゲームの価値は高まっています。
ゲームのジャンルも・RPG・アクション・パズル、クイズ系など興味のあるものを選べます。
ツールなどを使ってゲーム制作することも可能。
作ったゲームはPCゲームストア「Steam」などで配信や販売もできます。
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<ロボット開発>
SoftBankの「ペッパー君」はいろいろな場所で活躍しており、有名なロボットですよね。
ロボットは福祉、建設、災害現場などでの需要も高く開発や技術は確実に進歩しています。
特にコミュニケーションロボットの活用場面は格段に増え、導入を考える企業数もアップしました。さらなる開発が期待されています。
<AI開発>
「ChatGPT」の登場でAI(人工知能)を開発できるプログラマーのニーズはさらに高まっています。
AIプログラミング技術を習得すれば、
ビッグデータの解析や
SE(システムエンジニア)より年収の高い「クラウドエンジニア」として幅広く活躍することもできます。
プログラミングの独学は難しい

独学でプログラミングスキルの習得ができないということはありません。
けれど初心者からすれば「プラットフォーム?」「プログラミング言語?」と覚える用語も多く、やはり独学では難しいと感じると思います。
学べる環境に加え、基礎学習やプロの指導があると学ぶモチベーションも維持でき、結果的に早くスキルを習得できるのではないかと思います。
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〈学習していく上での挫折しないポイント4つ〉
① 自分に合った学習環境→スクールに通うか、オンライン学習か等
② 分からないことはすぐ解決できる環境→疑問や質問は放置せずできるだけ早く解決できる
③ 作ったプログラムのアドバイスがもらえる→作成したものを客観的に見てもらうことでバグやミスを早く発見できレベルアップできる
④ 仲間がいる→一人で勉強しているとやはり孤独感で挫折してしまうケースが多い。モチベーションを保つためにも仲間の存在は不可欠。
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まとめ
プログラミングを学ぶことはその技術が社会、また世界でどのように活躍しているのかが分かります。
そしてプログラミングが活用されているそれらは、今や私たちの未来になくてはならないものです。
もちろん、プログラミングスキルを習得することは簡単なことではありません。
だからこそ子供がいれば(他人の子供でも)、できるだけ早いうちに興味を持つような声かけをしていくのもいいと私は思います。
また、中高校生を対象とした「アプリ甲子園」というコンテストがあります。
自分たちで作ったアプリが受賞すれば企業とコラボして形のあるものにできる、学生のうちからプログラミングと社会が繋がれば、将来「どんな仕事がしたいか」「自分にできることは何か」と未来のビジョンも明確になるでしょう。

IT業界だけでなく、飲食業、小売業、メーカーなど、テクノロジーを活用して売り上げを伸ばそうと考えている企業はプログラミングスキルのある人材を求めています。
プログラミングができると作れるもの、
プログラミングが活用されているものを知ればスキルがない私でも日常が楽しくて仕方ありません。
「プログラミングが世の中で役に立っている」(何なら世界を動かしている)と理解しただけで、世界と繋がっている実感を厚かましくも覚え、
「娘との会話が増えるきっかけにしよう」と、密かに次の手を考えています(笑)
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