兄は国内一流企業、弟はアメリカに住み金融関係の仕事、兄弟に刺激を受けながら経済のニュースも興味があるサカミチです。
介護の職歴25年以上、ネット注文大好きです♪(ポチポチ♪)
2022年10月20日 東京外国為替市場では実に32年ぶりに1ドル150円の円安となりました!
(それから1年以上経っても円安は続いていて、149円台はもはや普通)
国内では物価高が続き、大多数の国民が日本の株価など金融関係の動向に注目しています。
インターネットバンキングなど馴染みのなかった世代にも確実にキャッシュレスは身近になってきました。
金融関係が変わりつつある中「フィンテック」という言葉もよく使われるようになりました。
フィンテックって何!? 使われ始めたのはいつ!?
「フィンテック」
ものすごく身近になっていて、確実にあなたもどこかで関わっています。
フィンテックは【paypal】が起源の新しいサービス
フィンテックとは、金融(ファイナンス)とICT(情報技術)を融合させた造語です。
新しいサービス、そしてそれらを提供する企業となります。
代表的なキャッシュレス決済
1998年アメリカで設立し事業として定着した【paypal】がこのフィンテックの起源とされています。
このpaypalをはじめとするインターネット決済サービスは、2000年代に入り日本でも広く浸透していきました。
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フィンテックが使われているサービス5選!
1. キャッシュレス決済・・・バーコードやQRコードで支払いを完了させる
2. インターネットバンキング・・・インターネットを使い、パソコンやスマートフォンから銀行口座の残高確認や振り込みができる
3. 仮想通貨、暗号資産・・・ビットコインなどに代表されるインターネット上でやりとりする財産的価値。日本円や米国ドルなど法定通貨と交換もできる
4. クラウドファンディング・・・インターネットを介して行う資金調達
5. 個人家計簿、資産管理・・・資産管理アプリと銀行口座やクレジットカードを紐づけすることで、家計簿と資産の把握が一元管理できる
企業のデジタル化はフィンテックが重要!
企業が目指すものは「お金を見える化」すること。
状況をひと目で把握でき、より合理的なビジネスに繋げる。
企業だけでなくお金の状況を把握出来ることは私たちにとっても無駄なお金が減少します。
また、新しいサービスの開発や暮らしの向上にも一役買ってくれるでしょう。
フィンテックの進歩 フィンテックの成長の背景
金融とICT(情報技術)が組み合わさったことで実に多くのサービスが生まれました。
その成長の背景に欠かせなかった二つの要因。
リーマンショックが転機となった人々
2008年に起こったリーマンショックで、金融業界で働いていた人の多くが職を失いました。
その中の人材がIT業界に行き、フィンテックに繋がる新しい金融サービスを開発したといいます。
そして、そのリーマンショック前後で爆発的に普及したスマートフォンも、フィンテックに大きく影響しています。
スマートフォンはインターネットを身近にしました。
インターネットが身近になったことでIT企業が成長し、フィンテックも進歩したのですね。
フィンテックの成長はスマートフォンと育った世代が生み出した
〈買い物のレシートに詰まった宝物のような情報を見い出し、一枚10円で買う。そのレシートを元に企業にアイデアや購買層などの情報を売る〉
これを高校生が発想し起業する、今や珍しくない時代です。
彼らはプログラミングを学び新しいアプリを開発する。優秀なアプリはすぐに商品化され、私たちの生活を便利にしてくれる。
スマートフォンとともに成長し、インターネットが身近な世代の若者はフィンテックの成長には欠かせない要因の一つでしょう。
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日本国内におけるフィンテック企業
フィンテック企業とは大きく分けて三つに分類されると思います。
1. フィンテックを軸としてサービスを提供している企業(PayPayなど)
2. 従来の金融システムにフィンテックを導入した企業(ネットバンキングなどを扱う銀行)
3. 金融業ならではの厳重なセキュリティ関連、サポートする企業
日本国内ではまだ現金主義を支持している人も多いかもしれませんが、コロナ禍も影響してフィンテック企業への注目も高まっています。
今の社会においてIT技術は非常に重要となっているため、IT関連の知識を持った人材の確保や育成も進んでいます。
日本国内でもフィンテックに関わるベンチャー企業は、今や1兆8000億円ほどの市場規模となっていると言われています。
日本国内のフィンテック企業ランキング
フィンテック企業が提供するサービスの中で私がよく利用するサービスは、PayPayなどに代表される「キャッシュレス決済」
「インターネットバンキングを使っての送金」です。
これは本当に便利!!
次いで、家計簿アプリなどの
「会計」。
入力するだけでグラフの作成もしてくれるので、まさに「見える化」です。
他には、最近キャリーバッグ式のランドセルを作るのに小学生が使ったという
「資金調達(クラウドファンディング」や、
「融資」
「資産運用」
「保険」
「仮想通貨」
などもフィンテックの代表的なものです。
主なものだけ挙げてみましたが、日本国内で資金調達額の多いフィンテック企業のランキングは以下です。
順位 | 企業名 |
1 | freee株式会社 |
2 | Quoine株式会社 |
3 | テックビューロ株式会社 |
4 | ウェルスナビ株式会社 |
5 | 株式会社FOLIO |
6 | 株式会社お金のデザイン |
7 | 株式会社Paidy |
8 | 株式会社メルペイ |
9 | 株式会社Finatext |
10 | PayPay証券株式会社 |
世界的に見ると、公表されているランキングでは「NTTデータ」だけが日本企業としてトップ3にランキングしていました。次いで「野村総合研究所」が11位でした。
フィンテック企業の将来性 フィンテック企業への就職や転職
日本におけるフィンテック企業は今後ますます拡大していくと思われ、私たちの生活にも大きな影響を与えるでしょう。
市場規模の拡大や法整備も進められていることから、フィンテックに参入する企業も増えていくと見込まれています。
フィンテック企業への就職や転職を考えているならIT技術は必須となり、プログラミングを始めとする技術や知識をもった人材はより就職に有利になると思います。
金融に対しての知識も求められるでしょう。
フィンテックの今後 期待される事とリスク
フィンテックの今後に期待されること。
フィンテックを活用したサービスが増えることにより、コスト削減が考えられます。
私たち消費者にとっては手数料の負担が少なくなるかもしれません。
新たなサービスも生まれ、金融関連の選択肢が広がるでしょう。
フィンテックに対して期待されることも多いですが、安全性やセキュリティーの強化、事故や天災などでインターネットが使えなくなった場合なども想定し、不安なく利用できる環境が整う事も望まれます。
まとめ
2020年、新型コロナウイルスが感染拡大したことでキャッシュレス化が進み、フィンテックも注目されてきました。
今では決済も資産管理も資金調達までも「フィンテック」の技術は欠かせないものとなっていて、すでに使いこなしている人も多いのではないかと思います。
フィンテックのリスクもしっかりと認識しながら、私たちもフィンテックを生活の中でどう使うか自分たちで判断していくようになると思います。
金融業界。IT業界。
フィンテックの拡大はこれからのビジネスに、これからの私たちの生活に大きな影響力を与えると思います!
しかし、フィンテックはやっぱり便利!!