娘が理系の国立大学、電子工学科に合格。
就職は今からのIT時代にどこでもいけるだろう、と娘の将来が楽しみな
介護の職歴25年以上、整体と心理カウンセラーの資格も役立てたいサカミチです。
勉強も専門的になり大変だろうが、将来の仕事も多くの可能性が広がっているのだろう、と思っていると娘から一言。
やっぱり中学の時にプログラミング教室に行かせてもらえばよかった。
理系に進むと分かっていた中高生の頃から、私もずっと習わせたかったが部活もあり無理させなかった。
AIやITが進歩してきた現代において、プログラミングは身近な製品に関わっていて誰にとっても役に立つもの、生活そのものが変わるほどの欠かせないものになっている。
プログラミングの知識やスキルを身につけるメリットとは何なのか?
プログラミングの人気が高い理由
AI、 ITの進化で生活の質は格段に上がってきました。
それらに「プログラミング」というものが関わっているという認識、仕組みなどを多くの人たちは理解し始めています。
IoT(Internet of things)…「モノのインターネット」
身の周りのあらゆるものがインターネットとつながっている、という概念。
「IoT」はパソコンやスマートフォンだけでなく
センサーがつけられるものであればすべてインターネットに接続でき通信機能を持たせることができる、そして遠隔操作でコントロールできる、こんな製品がすでにたくさん開発されています。
企業もそれらの開発に力を入れています。
日常に便利な製品があふれ、プログラミングスキルを持った人材をどこの企業も欲しがっています。
需要は高まり、一流企業や人気企業への就職の可能性が高くなる、仕事が楽しくなるという点から「プログラミングスキル」があることは重要となってくるのです。
プログラマーやエンジニアは世界的に人員不足
プログラミングの人気が高まる一方、プログラマーは世界的に見ても人員不足です。
プログラマー、エンジニアの不足はアメリカでさえ2017年において約70万人、2020年には約100万人不足していると言われています。
日本も同じで、2020年時点で約37万人、2030年には約79万人が不足とのデータが出ています。
業種別の有効求人倍率
有効求人倍率とは…「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」(厚生労働省)で毎月発表されているもの
全国のハローワークの求職者数、求人数をもとに有効求人数を有効求職者数で割って算出されています。
倍率が1より多ければ働きたい人より人材を探している企業の方が多い、ということになります。
- IT・通信 6.20
- メディア 4.08
- メーカー 2.51
- 金融 1.90
- メディカル 1.24
人手が足りないと言われている医療・福祉業界よりIT・通信業界の方が人員不足ということが分かります。
いわゆる「売り手市場」です。
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転職を考えた時働きたい企業
転職をしたいビジネスマンのランキングで人気の企業でもプログラミングスキルが求められます。
2022年 転職人気企業ランキング(DODA調べ)
<総合>
1位 「トヨタ自動車」
2位 「グーグル」
3位 「ソニー」
4位 「アマゾンジャパン」
5位 「楽天」
1位「トヨタ自動車」2位「グーグル」は不動の人気です。
2022年 業種別人気ランキング(DODA調べ)
<IT・通信>
1位 「Apple Japan」
2位 「ソフトバンク」
3位 「日本マイクロソフト」
4位 「NTT東日本」
5位 「NTT西日本」
<インターネット・広告・メディア>
1位 「グーグル」
2位 「楽天」
3位 「リクルートホールディングス」
4位 「Yahoo」
5位 「電通」
<メーカー(機械、電気)>
1位 「トヨタ自動車」
2位 「ソニー」
3位 「パナソニック」
4位 「キーエンス」
5位 「HONDA」
2022年 職種別人気ランキング(DODA調べ)
<技術系(IT・通信)>
1位 「グーグル」
2位 「ソニー」
3位 「トヨタ自動車」
4位 「アマゾンジャパン」
5位 「Apple Japan」
<技術系(電気・電子・機械)>
1位 「トヨタ自動車」
2位 「ソニー」
3位 「グーグル」
4位 「パナソニック」
5位 「キーエンス」
年代別、年収別のランキングで見ても人気は「トヨタ自動車」「グーグル」をはじめ「ソニー」「アマゾン」等上位にランクインしている企業がほぼ占めています。
アメリカ国内でもプログラミング奨励
アメリカではプログラマー養成のために政府も力を入れています。
初心者コースの養成スクールを10週間受講をした人は、仕事の依頼が増え70%ほどの人は平均年収が790万になったとも言います。
ヨーロッパを見ても、20カ国のうち12カ国が学校教育にプログラミングを取り入れています。
イギリス、オーストラリアも小学校から必須科目としています。
海外では未来のプログラマー、エンジニアを育成する流れが加速しているといえるでしょう。
小学校から義務化 日本でもプログラミングは必須科目
日本の小学校でも2020年からプログラミングは必須科目となりました。
中学校で2021年からです。
国語や算数、数学と同じように小中学校からプログラミング教育を始めるメリットは、単にプログラミングスキルを持った人材の育成だけではありません。
今やプログラミングの活用場所も増えて、ビジネス社会においてはプログラミングスキルを持った人材の需要は高まっています。
「プログラミングスキルを求められるから就職に有利」。
私が自分の子供にプログラミング教室に行かせたかったように、小学生の男の子を持つ友人2人にもプログラミングを進めました。
私が友人の子どもにプログラミングを勧める理由
[論理的思考が身につく]ことも大きなメリットだと考えています。
私は心理カウンセラーの資格も持っていますが「思考」を変えることで違う角度から物事を見ることができ、幸福だと言える人生を送ることができるのを知っています。
「マイナス思考」より「プラス思考」の方が当然良く、その思考はプログラミングとも繋がっています。
例えば「子供にプログラミングを使ってゲームを作らせた」とします。
うまくできたと思っても、どこかでエラーが出て先に進まない、バグが発生するという場面が必ず出てきます。
その時嫌になって投げ出してしまうのか?
↓
プログラミングでは「どこでエラーが起きたのか」「何がいけなかったのか」を考え原因を見つけ出し別の方法を何度も何度も試します。
↓
そしてできたゲームは、危険なものや敵をジャンプで回避したりアイテムを使って倒したりと、先に進む方法を何通りもつくりだします。
1つの失敗で諦めることはない、やり方を変えれば必ず道は開ける
ということをプログラミングはゲーム作りを通して子供達に教えると思います。
プログラミングでゲームを作るときの学びや思考が習慣化すれば、普段の生活で壁にぶち当たっても「大丈夫だ、やり方を変えてみよう」「他に方法があるはずだ」と考えるようになると思います。
「僕」「私」がダメだから失敗した、ではありません。
「○○が原因だからこうなった」と原因を特定し解決策を考える、これは[論理的思考法(ロジカルシンキング)]のひとつ
この思考が身につくことで社会に出ても生きやすくなると思っています。
思考を変えることで気持ちは前向きになるのです。
プログラミングを通して困難を乗り越える力が無意識に身につくことは、メリットのひとつだと考えます。
プログラミングを勧めた友人の息子さんは、2人共とても楽しんでスクールに通っているそうです。
「他の習い事をやめても、プログラミングだけはやめない!!」と断言しているそうです(笑)
身の周りのあらゆるものがインターネットと繋がる時代、
学校教育でプログラミングを学ぶことは技術者の育成だけではなく「営業やマーケティングといった職種においても顧客に提供するサービスが理解できる」ので、将来の仕事を選択する幅が広がるのではないかと思います。
ビジネスや経済の発展に繋がるといったメリットも考えられます。
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子供が憧れる職業はプログラミングスキルが重要
第一生命(株)が全国の小中高生を対象に毎年行っている「大人になったらなりたいもの」というアンケートがあります。
2023年3月に発表された
[第34回「大人になったらなりたいもの」アンケート結果]
小学生男子 |
1位 会社員 10.5% 2位 YouTuber/動画投稿者 9.0% 3位 サッカー選手 7.4% 4位 警察官 6.5% 5位 ゲームクリエイター 5.9% |
小学生女子 |
1位 パティシエ 10.5% 2位 漫画家/イラストレーター 8.7% 3位 会社員 6.7% 4位 看護師 6.3% 5位 YouTuber/動画投稿者 5.2% |
中学生男子 |
1位 会社員 17.8% 2位 ITエンジニア/プログラマー 7.4% 3位 公務員 7.2% 4位 ゲームクリエイター 6.8% 5位 YouTuber/動画投稿者 5.3% |
中学生女子 |
1位 会社員 13.8% 2位 漫画家/イラストレーター 8.5% 3位 公務員 6.5% 4位 教師/教員 6.0% 5位 パティシエ 4.9% |
高校生男子 |
1位 会社員 27.3% 2位 公務員 12.3% 3位 ITエンジニア/プログラマー 9.7% 4位 教師/教員 4.3% 5位 学者/研究者 3.9% |
高校生女子 |
1位 会社員 15.7% 2位 公務員 9.4% 3位 看護師 7.2% 4位 教師/教員 4.8% 4位 幼稚園の先生/保育士 4.8% |
ランキングには「会社員」が上位にありますが
会社員としてどんな仕事がしたいのか?
との問いに
「科学技術・ものづくり」
「商社」
との回答だったので、ただのサラリーマンではなく子供たちが描く未来や活躍したいと考える場所はすでに世界なのだと感じました。
また「学者/研究者」においても医学や天文学、高校で学んだSDGsをさらに広げて海洋資源を研究したい、と具体的な夢を描いている子供もいました。
ビジネスの場でも、世界に目を向けた商品開発をするためには高度な知識とスキルに加え博士号も持ち合わせた人材(学者/研究者)を企業もぜひ採用したいと考えるようです。
これからの世代が将来仕事で活躍する、その活躍するフィールドが「世界」となれば確実にプログラミングスキルは「あった方がより良い」と言えると思います。
大人でもプログラミングを学ぶメリット7つ 年収は?
子供の習い事としてだけでなく、大人こそ(文系、理系、職種に関わらず)プログラミングを学ぶメリットはあります。
転職を考えている人などは特に、パソコン一台あればどこででもできる仕事なので自由なワークスタイルの実現も可能だと思います。
プログラミングを学ぶことはそのスキルを習得するだけでなく、全てのビジネススキルを上げ生産性の向上につながります。
就職に有利 (仕事に困らない)
プログラミングスキルがあると、まず仕事に困りません。
経済産業省の「IT人材育成の状況等について」のデータからも分かるようにプログラマー、エンジニア共に「 IT人材不足」に陥っています。
IT・通信業界は特に人手不足で、就活する人が有利な「売り手市場」なのです。
ちなみにプログラマーとエンジニアの違いは
システムエンジニア(SE) | プログラマー(PG) |
クライアントの要望を叶えるようなシステムの設計を行う。(「仕様書」を作る) クライアントとの窓口にもなるため、コミュニケーションスキルも求められる。(営業やマーケティング) | エンジニアが作成した設計図を具現化させる。さまざまなプログラミング言語を用いてコードを打ち込み、設計図(仕様書)を完成させる。 作成したシステムのテストを行い、ミスやバグが見つかれば修正を重ね設計図通りになるよう何度もテストする。 |
「クライアントが求めるシステムを作り上げる」というゴールは同じですが、
「接客も苦にならない、得意だ」という人は<SE>、
「パソコンで作業をするのが好き」という人は<PG>を選ぶといいかもしれません。
大企業ではSE、PGと独立していることが多く、中小企業ではSEがプログラマーを兼任していることが多いようです。
〈プログラマーの年収は?〉
2022年のサラリーマン全職種の平均年収 | ITエンジニアの平均年収 |
403万 | 442万 |
サラリーマン全体の平均年収403万と比べるとITエンジニアの平均年収442万というのは高いですが、正直「思ったより低い」と感じられた方もいると思います。
しかし、プログラミングスキルがあり仕事を通して経験を積んでいけば、
スピードの速さや高い精度で企業の抱える課題を解決していけます。
つまり「仕事ができる」という実績ができるのです。
そうすれば、確実に評価が上がり収入も上がります。スキルがあるということは重要な項目です。
また、プログラマーとシステムエンジニアの仕事の違いとして、
〈プログラマー〉…プログラミング言語でコードを書き設計図を作る、専門的な事に集中できる仕事。
〈システムエンジニア〉…クライアントとの窓口になりながら設計図を組み立てる、より広範囲な仕事を行う。
と捉えることができます。
このことから、SE(システムエンジニア)の方が年収の面で見ると優位になると思われます。
高い年収をもらいたいと考えるならば人間力も評価の対象となり得ますが、プログラマーとして経験を積みスキルアップすれば、エンジニアにステップアップすることもできます。
スキルがあれば30代後半〜50代と年齢が上がるにつれマネジメント能力も高くなり、経験を積めば積むほど大幅な昇給アップは可能です。
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論理的思考、スキルが身につく
プログラミングを学んでいく中で身につく[論理的思考]とは
「整合性がとれている」ということです。
打ち込んだコードとシステムの動作の間にずれや矛盾がなく整っている。(動いてほしいように少しの間違いもなくコードを打ち込んでいる)
「HTML・CSS」を使って[見出し][項目][リンク先]などのように構造を明確にする、といえます。
「HTML・CSS」とはプログラミングの前段階ともいえるものです。
「HTML・CSS」はプログラミング、IT(情報技術)そのものの「土台」「基礎」です
これはわずかなミスでもシステムエラーを起こします。
プログラミングをきちんと学ぶということは、「この箇所をこうすればこんな動きになる」「ここをこう修正すればあっちに繋がる」といった整合性や物事を広い視野で見る思考が身につきます。
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問題解決能力が身につく
論理的思考が身についてくれば、おのずと「問題解決能力」も身についてきます。
プログラミングでいえば、エラーを起こしたミス(問題)を見つけ、解決するためにほかの方法を考え修正を繰り返す、といえます。
問題を解決するためには筋道を立てなければいけません。
問題の原因を分析し、こうすればどうなるかと計画を立て実践する。
「問題解決能力」はプログラミングだけにとどまらず人として生きて行くうえでの力、基盤となり日常生活でも役に立ちます
論理的に伝えるスキルが身につく
プログラミングでモノを作る、形にする。
当然それをクライアントや顧客にプレゼンテーション(表現、提示、紹介)する場面があるでしょう。
論理的思考が身についているので、伝える時も筋道を立てて分かりやすく話すことができるはずです。
プログラミングスクールなどでプロに教わっている時でも、学習する間に「なぜこうした」「これが原因だったのでこう改善しました」などやり取りする中で伝えるスキルも身につきます。
ITサービスや IoTの仕組みが理解できる
私たちの周りはあらゆるものがインターネットに繋がっているものでいっぱいです。
AI、IoTの促進です。
IT化は目まぐるしく進み、
・AI車の自動運転
・無人コンビニ
・IoTで進む宅配や工場の機械化、自動化
などプログラミングでコントロールされたものは進化を続けています。
これらのものを常に管理、アップデートしていくのがプログラマーやエンジニアです。
プログラミング作業は地味で終わりがない、という人もいますがとても重要なメインとなる仕事です。
アイデアを形にできる
日本の大学生と外国の大学生の違いは何か?
日本の学生 | 外国の学生 |
いかにいい企業に就職できるか考える | どんな会社を起業してサービスを提供できるか考える |
これは言葉遊びです(笑)が、日本の学生も今や起業を考える人が多くなっているのではないでしょうか。
プログラミングを学ぶと自分が考えたものを形にすることが低予算でできます。
例えば
独立しよう!
↓
自分の店を持つことを目標にします。土地を探し、家賃を払い、仕入れや従業員の給料、お客を呼び込むための宣伝…。
やることもお金もどれだけかかるか不安になります。
でもプログラミングの知識がありWeb上に自分の店を作るとすれば、パソコン一台あれば可能でかかるお金もはるかに低予算ですみます。
宣伝も、X(Twitter)やInstagramなどSNSを使えば予算も時間も少なくてすむでしょう。
顧客は世界中の人であり、センスや時代の先読みの力があれば大企業と繋がることも夢ではありません。
プログラミングは「独立、起業しやすい」「自分のアイデアを形にできる」その時々によって動きに変化をつけられる職種だと思います。
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Webセキュリティ対策が自分でできる
Webを使ってサービスを提供している人にとって、不正アクセスなどのサイバー攻撃は一番恐れることではないでしょうか?
プログラミングを学んでいれば、
外部との通信のコントロール、
データベース上の言語を書き換えられないプログラミングにしておく、
不正メールのシャットアウト等の対策を行えます。
プログラミングは奥が深いです。スキルがあれば有利だということ、IoT製品やAIなどについては後編でまたお伝えしていきます!